「始まりと終わり」を考察する。


「始まりと終わり」を考える体系化あそび。


「世に栄枯盛衰あるならば、すべては価値の発見に始まり様式美の確立をもって歴史となる。」と思ったので考察してみる。「終わり」の体系化は難しそうなので走りながら考える。終わり=現在(観察者の視点)と考えるとよいカモ~。





① 始まりの時代:価値の発見。
② 草の根の時代:自然な価値の拡散
③ 爆発の時代:天才の出現。以降②~③の繰り返しで世界は拡大する。
④ 頂点の時代:様式美の確立。
⑤ 秩序の時代:①~④の勢いで起きる惰性世界。③~⑥も繰り返される。
⑥ 衰退の時代:秩序に沿わない価値の出現により世界は縮小してゆく。




以上の段階に分類できると仮定する。




項目の解説 Ver,1


① 始まりの時代
わび、さび、萌え、ゴシックなどの様式美の出発点。「これって良いよね」の気づきがおきる。一人で終わるときもある。=価値の発見


② 草の根の時代
自然な拡散。ブラウン運動的拡散。熱力学第二法則的拡散。個人の感覚に依存する。


③ 爆発の時代
天才の出現、エポックメイキングな事象がおき、共感する人がふえる。②~③を繰り返し、吸収合併も盛んにおこなわれる。純粋に本気の人が多い時代。


④ 頂点の時代
様式美の確立。価値の頂点。以降は階層化が進む。中心部以外の思考は止まる。


⑤ 秩序の時代
多様な価値、人間が大量に流れ込む時代。パワーゲームも横行する。成文化し体系化してゆく。③~⑤も繰り返すが進歩は遅い。普遍化や陳腐化が起きる。規模は大きくなるが既得権益化もなされ着実な衰退へと向かう。


⑥ 衰退の時代
①の価値と違う価値が出現し、人の心は移ろい往く。「墓標」が多く立つ時代。たそがれの時代③~⑥も繰り返す。